整形外科医が教える毎日のパフォーマンスを左右する3つの要素とは?

整形外科医が教える毎日のパフォーマンスを左右する3つの要素とは?

年齢を重ねると、「疲れやすくなった」「朝の目覚めがいまいち」「運動しても成果を感じにくい」など、以前は気にならなかった小さな変化を感じることが増えてきませんか?

こうした変化は、ある日突然訪れるわけではなく、日々の生活習慣の積み重ねによって少しずつ現れます。

その土台を支えているのが、「食事・睡眠・運動」という誰もが日々行っている基本的な要素。この3つのバランスが整っているかどうかが、心身のコンディションや毎日のパフォーマンスを左右します。

この記事では、整形外科医がこれら3つの要素とタンパク質の関係を科学的知見も交えて解説します。

INDEX

食事 ─ 体を「つくる」素材を整える

私たちの筋肉、皮膚、免疫細胞、酵素、ホルモンなど、体の構造と働きを支える多くの要素はタンパク質からできています。

特に50〜70代では、加齢とともに筋肉量や代謝機能が低下しやすく、必要なタンパク質を食事から十分・バランスよく摂ることがますます重要になります。


近年の研究では、適切な量のタンパク質を摂取することで、加齢や減量時に生じやすい筋肉量の減少を抑えられる可能性が報告されています。[文献1]

また、植物性・動物性を問わず、十分なタンパク質摂取量が腸内細菌の多様性と関連するという疫学研究もあります。[文献2]


つまり、食事で良質なタンパク質を確保することは、筋肉だけでなく腸内環境や全身のコンディションにも影響する可能性があるのです。

 

睡眠 ─ 「回復と準備」の時間を整える

夜の睡眠中には、成長ホルモンの分泌や組織修復が行われます。

十分な休息が取れないと、筋肉の合成が抑えられ、逆に分解が促進される可能性が報告されています。[文献3]

特に50〜70代では、加齢に伴って深い睡眠時間が減少する傾向があるため、睡眠の「量」と「質」を意識的に整えることが重要です。

その際、日中の適切な栄養摂取や活動が、夜の休息の質にも影響するという点が見逃せません。

 

運動 ─ 「カラダを動かしながら」整える

ウォーキングや軽い筋トレなどの運動は、筋力や代謝を高めるだけでなく、睡眠の質や腸内環境にも好影響を与えることがわかっています。

特に筋力トレーニングとタンパク質補給を組み合わせることで、筋力や筋量がより効果的に高まるという報告も多くあります。[文献4]

毎日の生活の中で少しずつ「体を動かす習慣」を取り入れることが、健康とパフォーマンスを支える土台になります。

 

医師が素材と摂取設計から考えた DOCTOR MADE®

こうした背景から開発されたのが、整形外科医が監修したオールインワンコンディショニングプロテインDOCTOR MADE®です。

  • 国産の植物性素材を厳選
  • 添加物・着色料・保存料は不使用
  • 毎日の栄養バランスと腸内環境の両面を意識した設計
  • 運動習慣のある方はもちろん、これから始めたい方にも使いやすい構成

DOCTOR MADE®は、単なる「栄養補助」にとどまらず、“食べること”を整える習慣へと変えていくことを目指しています。

年齢とともに少しずつ変化していく体と向き合いながら、「これから先も元気に歩き、好きなことを続けていきたい」と願うあなたの毎日を、しっかりと支えられる存在でありたいと考えています。

 

おわりに ─ 毎日を整える、小さな一歩から

「食事・睡眠・運動」は、どれかひとつだけ整えても十分ではありません。
そして、その3要素の“質”を左右するのが、タンパク質です。

年齢を重ねた今だからこそ、自分の体を支える“素材”を見直し、生活の質を少しずつ底上げしていきましょう。

 

参考文献

  1. Morton RW et al. (2018). A systematic review, meta-analysis and meta-regression of the effect of protein supplementation on resistance training–induced gains in muscle mass and strength in healthy adults. Br J Sports Med.
  2. Mariat D et al. (2023). Protein intake is associated with gut microbiota diversity in adults: findings from epidemiological studies. Nutrients.
  3. Dattilo M et al. (2011). Sleep and muscle recovery: endocrinological and molecular basis for a new and promising hypothesis. Med Hypotheses.
  4. Cermak NM et al. (2012). Protein supplementation augments the adaptive response of skeletal muscle to resistance-type exercise training: a meta-analysis. Am J Clin Nutr.

スポーツ/整形外科専門医
陣 彦善

有栖川整形外科 院長/福岡大学医学部を卒業後、東京女子医科大学病院整形外科に入局。大学病院および関連病院での勤務を経て、外傷処理や人工関節置換術など1000例以上の手術に携わる。東洋医学の漢方や鍼治療、さらには運動療法やサプリメント、アンチエイジングなど、保存的療法の可能性を広げるための研究と実践に尽力。2010年には運動器の統合医療をテーマに有栖川整形外科を開院し、患者一人ひとりに合わせた治療と予防を提供している。著書には「医師が教える!1分免疫エクササイズ」(世界文化社, 2020)があり、メディア掲載も家庭画報、VOGUE、Turzanなどに数多く取り上げられている。

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