走ることで見つけた、新しい自分との向き合い方

走ることで見つけた、新しい自分との向き合い方

料理や陶芸、旅を愛する趣味人でもある松井美緒さん。30代より今の方が元気でハッピーと語る美緒さんのウェルネスライフを探ります。

INDEX

ご自身の健康やカラダづくりを意識されたのは、いつ頃、どんなきっかけで?

「今から8年前、フルマラソンを走った42歳がターニングポイントです。そもそも運動経験がなく、汗をかくこともあまり好きではなかったのですが、ご縁があって11月の『いしのまき復興マラソン』の10km部門に出場することになりました。

トレーニングを始め、毎日3キロ走っているときに、いしのまきの3ヶ月後の京都マラソンに挑戦するという仕事のオファーをいただき。フルマラソンなんて無理!と思いつつ、練習で10キロ走れたら引き受けようと決めてやってみたら、走れちゃったんです。

そんなわけで、無謀にも2月の京都とその年の12月のハワイ、2回も参加。始めて走ったときは1キロでゼーハーしてた私が、フルマラソンを制限時間内に完走できるなんて、自分でもびっくり。その期間中は、風邪をひかないように、体力が落ちないために、何が必要でどんな栄養を摂るべきかなど、初めて本気で自分の体と向き合った気がします」

 

マラソンを通して学んだことがたくさんありそうですね

「つらいのは最初の5キロで、10キロを超えると楽になるとか、体の変化を知ることは楽しかったですね。たっぷり汗をかいて体内の循環が良くなって、浄化されているという感覚も得られました。

走って、疲れて、シャワーを浴びると、気分がすっきりリフレッシュして、夜も熟睡できる。でも体よりも心への影響が大きかったかもしれません。本気でやろうと思えば何でもできる、とわかって自信がついたこと。

そして、目標がある場合、最後そこに到達するために今自分は何をすればいいか、と逆算して考えられるようになったこと」

そこから考え方や生き方が変わった?

「うまく言えないんですけど、焦りやブレが少なくなったと思います。人づきあいで無理をしなくなり、みんなと一緒じゃなくていい、自分のペースで進もう、と考えられるようになりました」

 

その後もマラソンを続けているのでしょうか。

「まったく(笑)。目標に向かって進む楽しさは感じていたけど、私は最後まで“走る楽しみ”を見つけられなくて。フルマラソンの後、ぎっくり腰にもなったし、ダメージは想像以上でした」。

 

初めて有栖川整形外科を訪ねたのは、フルマラソンの後だったとか。

「腰痛の治療で受診したのが最初です。以来、目周りの筋肉がピクピクしたり、疲れたりしたときに鍼を打ってもらったり、体のバランスを整えてもらったり。

息子は陸上部なので、筋肉を痛めたり違和感があったりするたびに、学校の保健室のように通っています。ただ痛みを抑えるだけでなく、その原因や、怪我をしにくい体の使い方も丁寧に教えていただけるのがありがたいです」

 

今はどんなペースで体を動かしていますか?

「目に見える筋力強化というより、トレーナーに体の使い方、動かし方を教わるイメージで、週2回ジムに通っています。それがわかると、日常生活もトレーニングになるから。

おうち時間が増えたコロナ禍以降、時間があればできるだけ歩くことを意識しているのですが、腹筋を使って太ももをあげるように歩くと、全身に効くんです。

ちょっとスイッチを入れて正しく歩くだけで、汗の出方が変わり、体のバランスが整ったり、肩こりも楽になったり。筋トレやランニングより、無理なく続けられますよね」

 

食事のお話も聞かせてください。プロ顔負けのInstagramのお料理が評判です。

「朝は5時に起きて息子のお弁当を作り、夕飯の時間は家族3人がバラバラで、ナイターのときは主人が24時近くに帰宅してそれから夕飯。

1日中、料理に翻弄されている気がします(笑)。私自身のごはんは、朝は軽め、ひとりで食べる昼食をマックスにして、夜はみんながご飯を食べる様子を見ながらちょこちょこつまむ感じです」

 

24時近くに夕飯。準備するのも大変ですね。

「主人は1日一食主義で、仕事が終わってから食べるごはんを楽しみにしているんです。たくさんの品数が並んでいるのが好きなので、肉、魚、豆、野菜をもれなく揃えて。年齢的にもタンパク質の強化はテーマ。

意識して納豆や肉を食卓に並べるようにしています。最近はお肉の網焼きにハマり中。油が落ちるのでさっぱり美味しくいただけるんですよ」

 

有栖川整形外科のドクタープロテインを愛飲されている理由は?

まずはすっきりシンプルなパッケージに惹かれて。

陸上部に入ってトレーニングを始めた息子にもプロテインを飲ませたいと思い、毎日飲むならやっぱり体にいいもの、安全なものがいいじゃないですか。ドクターメイドプロテインは、余計なものが入っていないことや体に良い成分を一緒にとれることも魅力ですが、とにかくナチュラルな甘さで飲みやすいんです。

私は健康のために、息子は筋肉をつけたくて、牛乳に混ぜて毎朝の習慣に。私は風邪をひきにくくなり、お通じもスムーズになりました。息子はプロテインとトレーニングで筋肉がもりもりついています

 

今年、ハーフセンチュリーを迎えられた美緒さん。年齢による変化を感じることは?

「なにもしなければ、もちろん筋肉は衰えていきますよね。まだそこまで体の変化は感じていませんが、背筋をまっすぐ伸ばしてきれいに歩くために、内側の筋肉と強い骨を維持するためのメンテナンスは必要だと思っています。

精神的には、いろいろなことを考えるのが面倒くさくなりました(笑)。いい意味でも悪い意味でも、気にすることが減り、そんなに頑張らなくてもいいか、と思うように。40代後半からひとりの時間がすごく好きになって、陶芸や旅に一人で出かけて新しい出会いがあるのが楽しいんです。

人生の後半戦に向かって、今やりたいことをやり、要らないものを手放して、軽やかにクリアになっていきたいな、と。

仲良くしている年上の友人たちがポジティブに年齢を重ね、50代から楽になる、と聞いているので、楽しみでしかありません」

 

最後に、これからの人生の目標を教えてください。

「実は私、フルマラソンが終わってから目標がなくなって、自分探しのひとり旅で喜界島を訪れたんです。サンゴ礁が隆起してできた喜界島は、土壌のミネラルが豊富で、ゴマの生産量も日本一。

オーガニックアイランドとも呼ばれる島のパワーや栄養価の高い食材に惹かれ、現地の人と仲良くなり、SNSで魅力を発信していたら、ぜひ観光大使に、とお声がけいただき広報活動をお手伝いすることに。

日本には、喜界島のような美しい島がたくさんあるので、いつか、その島々を北からずっと巡り、島独特の生活に触れる旅をしたい、と思っています。

素敵なホテルに泊まるわけでも、具体的な目的があるわけでもないので、基本はひとりでふらっと。その夢のためにも、いつまでも、自分の足でてくてく歩けるカラダをキープしたいですね」

松井美緒

松井美緒 1974年生まれ。23歳の娘と15歳の息子の母。おしゃれなファッション、陶芸や旅などライフスタイルも注目される。料理上手で知られ、レシピ本「松井美緒のおいしい手仕事」(世界文化社)も上梓。

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